この記事は、こんな方におすすめ
✅お子さんがアメリカで大学進学を目指す方
✅ご自身がアメリカの大学に通う予定の方
突然ですが、質問です。アメリカの大学に進学するにあたって、年間いくらかかると思いますか?ちなみに、日本の大学はこんな感じです▼

正解は…
私立の場合…年間約$37,650(約417万円)
公立(州内)の場合…年間約$10,560(約117万円)
公立(州外)の場合…年間約$27,020(約300万円)
表にするとこんな感じです▼

これは、Tuition(授業料)とFees(施設設備費)を合わせた金額です。アメリカの大学、高くないですか?でも、残念ながらこれはとてもベーシックな費用です。
実際に大学に行くとなると、上記に加えて
- 寮費
- 教科書や教材費
- 交通費や雑費
などもかかります。
ということで今回は、①アメリカの大学を卒業するにあたり、4年間で必要な金額と②アメリカの学生はどのようにこの金額を支払っているのかというテーマでお話しします。
①アメリカの大学を卒業するにあたり、4年間で必要な金額

今回の記事では、”How much does college cost?”という記事を参考に、大学4年間にかかる費用を計算してみました。私立大学、公立(州内)大学、公立(州外)大学に行く場合にかかる費用を、以下のチャートにまとめました▼
私立(プライベート)大学 | 公立(州内)大学 | 公立(州外)大学 | |
授業料・施設設備費 | 417万円 | 117万円 | 300万円 |
寮費 | 145万円 | 129万円 | 129万円 |
教科書・教材 | 13.7万円 | 13.7万円 | 13.7万円 |
交通費・雑費 | 31.8万円 | 37.7万円 | 37.7万円 |
1年間の合計 | 607.5万円 | 297.4万円 | 480.8万円 |
4年間の合計 | 2430万円 | 1190万円 | 1922万円 |
年によって学費は変わることや個人差を考慮すると、多少のばらつきはあると思いますが、まさに「家が買えるほど高い」ですね。
②アメリカの学生はどのようにこの金額を支払っているのか
次に、アメリカの学生たちが実際にどのようにこの額を負担しているのかみてみましょう。
巷では、「アメリカ人は学費を自分で払う」「親に頼らず自立している」といわれています。私も、実際このように言われて育ちました。でも実際大学に行ってみると、皆んながみんな自分で負担しているわけではないことに気がつきました。
アメリカの学生がどのようにして学費を支払っているかをまとめたチャートを発見しました▼

- 両親の収入や貯金…44%
- 奨学金やグラント…25%(アメリカの奨学金、いわゆるスカーラーシップは、返済不要の場合が多いです)
- 学生ローン…13%
- 両親のローン…8%
- 学生の収入や貯金…8%
- 親戚の援助…1%
このデータによると、半数以上が両親に学費を負担してもらっていることがわかります。全体の4分の1が、奨学金やグラントなどの援助を得ていることもわかります。
まとめ
ということで、今日の動画では、アメリカでの大学進学にあたり、かかる費用についてお話ししました。
大学進学にあたり、奨学金を取得する方法なども今後の動画やブログ記事で共有していきたいと思います。
参考資料
How America Pays for College 2020
https://www.salliemae.com/about/leading-research/how-america-pays-for-college/
How Much Does College Cost? College Data
https://www.collegedata.com/resources/pay-your-way/whats-the-price-tag-for-a-college-education 大学の学費は4年間でどれくらいかかる?国公立と
私立の比較と諸経費について
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/42922