この記事は、こんな方におすすめ
✅仕事で好きなことを見つけたい社会人の方
✅大学の選考で迷っている学生さん
最近は、「好きなことを仕事にしよう!」とか「副業を始めよう!」というフレーズをよく耳にしますよね。アメリカでは、2027年までに人口の約半分がフリーランスになると言われています。でも、漠然と「好きなことを見つけよう」と言われても、「そんなこと言われてもわからないよ」と思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私が自分の体験談を交えながら、いままでどのように好きなことを見つけてきたかについてお話しします。
好きなことの見つけ方

結論からいうと、好きなことは、いくつかのことを同時進行で行うことで見つかります。
ちょっとだけ、幕内弁当を想像してみてください。幕の内弁当って、いろんなおかずが入っていますよね。白米の上に梅干しがのっていて、おかずはコロッケにしゅうまいに、ポテトサラダもはいっているかもしれません。ゆっくり全部楽しみたいですが、残念ながら次の予定が迫っており、時間が全くありません。この中で、好きなおかず一つだけしか食べられないとしたら、みなさんはどれを食べますか?私は、迷わずポテトサラダを食べます。
実は、キャリアや大学の専攻とは全く関係のないこの例に、好きなことの見つけ方のエッセンスが全部つまっているのです。
ポイントは、
✅自分に複数の選択肢を与えること
✅有限な時間の中で、自分がひいきしているものを選ぶこと
次に、私が上記の方法を利用して、どのように大学の専攻を決めたかについてお話しします。
高校時代は、毎日勉強や郊外活動に追われる日々でした。
毎日夜中まで勉強し、朝の5時には起床して学校に行くというサイクルを繰り返していました。クラスは、全部で7つ取っていました。心理学、生物学、数学、エッセイ、美術、スペイン語、歴史。毎日、7つのクラスの宿題に追われます。
量が半端じゃないので手際良くこなしていくのですが、ある時、気づきました。
✅私、心理学と生物学の宿題を息抜きがわりにしている!
✅心理学と生物学の宿題してる時が、一番楽しい
それで、大学進学後は心理学と生物学を勉強することに決めました。
仕事も同じ方法で決めました。
大学卒業後は研究者を目指そうと思っていたので、ボストンのある病院で研究助手の仕事をしていました。ここで一年経験を積んで、その後大学院にいこうと思っていたのです。しかし、研究って「自分とプロジェクト」とか「自分と実験」と言うような、一人で黙々と作業をする機会が多いんですよね。そこで、もう少し人とコミュニケーションを取りたいと思い、家庭教師や英会話教師のアルバイトをしました。もともと勉強とか考えること、人と関わることが好きなので、家庭教師のバイトは遊び感覚でやっていました。
それである時、研究室に行く時よりも、家庭教師のバイトに向かう時の方がウキウキしていて、足取り軽いことに気がついたのです。自分の会社を立ち上げるまでにはもう少し長い経緯があるのですが、私は複数の仕事を同時並行することにより自分のやりたいことがみつかりました。
まとめ
シンプルな方法ですが、今回は私が普段行っている、「好きなことの見つけ方」を紹介しました。自分のキャリアや学問の方向性などで迷っている人はいくつかのことを同時並行でやってみて、自分がどれをひいきしているかに注意を払ってみることをおすすめします。