Open-Ended QuestionsとClosed-Ended Questions

日本からボストンに研修に来ている中学生・高校生の方々との関わりを通して、気づいたことがあります。それは、Close-ended questionsが多いということです。

Close-ended questionsというのは、“はい”か“いいえ”で答えられる、或いは「答えが一つしかない」質問のことです。「みかんは好きですか?」「どこの大学に行っていますか?」「兄弟は何人いますか?」などが、close-ended questionsの例です。Close-ended questions は一言で応答ができてしまうため、そのあとの会話が続かない場合がほとんどです。表面的な質問になってしまうため、相手のことを深く知りたい場合や会話を続かせたい場合などには、適していません。


一方で、open-ended questionsという種類の質問があります。Open-ended questionsは、「一つの答え」だけで終わらない、答えが沢山存在する質問です。「どうしてみかんが好きですか?」「どうして今の大学を選びましたか?」「兄弟がいることによって、利点だと感じることはなんですか?」など、人によって答えが全然違ってくる質問のことを、open-ended questionsと呼びます。Open-ended questionsは会話を続かせるだけでなく、相手を考えさせる上、最大限の情報を引き出す役割をします。


「5W’s and the H」という概念をご存知でしょうか。5Wというのは、Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why (どうして)、How (どのように)という、文章を書く上で明確にすべきとされている情報のことです。この中でも、Who, When, Where, Whatで始まる質問は、closed-ended questionsが多く、Why, Howで始まる質問は、open-ended questionsの場合が多いです。


私は高校生の方々や、自分の生徒を指導するときに、open-ended questionsを使うことを心がけています。生徒を考えさせることが目的です。
そして、高校生の方々や生徒にも、誰かに会ったときには、open-ended questionsでより多くの情報を聞き出すことをおすすめしています。


英会話の生徒さんの中にもよく、「アメリカ人と会話をしても、続かない」と言っている方々がいます。会話が続かない場合、英語力の問題ではなく、会話の内容に問題がある場合があります。一度、close-ended questionsばかり聞いていないか、見直してみましょう。


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