先日、ボストンから日本に一時帰国しました。
現在は成田にあるホテルで自主隔離生活をおくっています。
以前と比べて一時帰国の手順は緩和されているものの、やはり帰国前から準備しなければいけないことはたくさんありました。
ということで今回の記事では、2021年10月10日に日本入りした私の体験談を時系列でご紹介します。
フライト72時間以内
フライトの72時間以内にコロナのテストを受け、日本の政府が定めたフォーマットに従って「出国前検査証明」を発行してもらいます。ちなみに、ボストン内で上記のフォーマットに従って書類を用意してくれる施設は、こちらのリストで見つけました。
私は、アーリントンの日本食品スーパーMARUICHIの隣に位置する、AFC Urgent Care Arlingtonに行きました。ウェブサイトにて、事前に予約を取ることができます。夕方に行ったのですが、「出国前検査証明」を出してくれる施設が限られているせいか、日本人と思われる方も何人か見かけました。
その他にも色々な国に向けてフライトを控えている人々で混み合っており、色々な言語が行き交う、多様性に富んだ環境でした。
料金の支払い(一人一回$250プラス出国前検査証明書代$50)や書類の記入などを終え、15分ほど待った後でテストを受けました。ちなみにその15分間は、MARUICHIで買い物をしていました。
テスト自体は鼻に綿棒を入れて拭うだけなので、3分ほどで終わりました。特に痛みはありませんでした。
医者のサインが必要なため、翌日戻って来るよう伝えられてその日は終了しました。
翌日、朝9時ごろに戻ったら、サイン済みの書類が用意されていました。
しかし、記入ミスがあったため、訂正してもらいました。書類を受け取る際、全ての情報を一度しっかり見直すことを強くお勧めします。
その他、帰国前の準備
- コロナワクチンを受けた人は、CDCから発行されるワクチン摂取証明書のコピーを準備しておくことをおすすめします。
- 必要なアプリをダウンロードしておくと、到着後のプロセスがスムーズになります
- MYSOS -このアプリは、位置情報確認のために使われます
- Questionnaire App – 「質問箱」と呼ばれるアプリで、さまざまな質問に答えます。質問に答え終わると、QRコードが発行されます。QRコードは、スクリーンショットを撮ってセーブしてください。
- COVID Contact App – コロナ感染者に接近した際に、お知らせが来るアプリです。
- Google Map
JALのフライト ボストンローガン国際空港⇨成田国際空港

準備ができたら、いよいよ空港に向かいます。
チェックイン時にコロナ検査の「出国前検査証明」を見せた以外は、いつもと同じ流れでした。
ボーディングパスをもらい、機内に入ります。
機内はガラガラで、全て合わせて20人程度の乗客でした。

機内では、必要な書類を4枚渡されます。
- 契約書
- 入国される皆さまへのご協力のお願い
- 検疫法第12条の規定に基づく質問
- 税関の書類

お客さんの人数が少ないせいか、JALの客室乗務員のお姉さんたちのサービスが、いつにも増して手厚かったように思います。
広々とした機内でお菓子を食べたりお酒を飲んだり、本や映画を楽しんだり、機内に住んでしまいたくなるような快適なひとときでした(笑)

飛行機を降りる時にお姉さんたちがお菓子を持って挨拶にきてくれますが、飛行機を降りてすぐにコロナの唾液検査があるため、ここで誘惑に負けて食べてしまわないことをおすすめします。
成田空港に到着後のプロセス
ここからは、細かい記録が残っているので、それぞれのステップにかかった時間も一緒にお伝えしていきます。所要時間がどれくらいだったのか、ざっくり理解していただけるのではと思います。ただ、急いで記録したため、正確な時間やステップが抜けている可能性もあるので、あくまで参考程度に読んでいただければと思います。
4:10pm
飛行機を降りて、書類チェックの待合室に案内されました。
4:20pm
簡易ブースに案内され、書類チェックが行われます。
撮影禁止のエリアだったので写真はないのですが、ここでパスポート、ワクチン摂取証明書(私は元本を失くしたので、コピーを持っていきました)、出国前検査証明書、機内で記入した書類などのチェックが入ります。15分から20分ほどの時間を要しました。
4:40pm
その後はPCRの検査が行われます。ここでも書類のチェックが入り、問題がなければコロナの唾液検査が行われます。かなりスムーズな流れでした。

4:50pm
別のブースに移動し、書類のチェックが入ります。記載したメールアドレスにテストメールが送られ、その場で確認します。
必要なアプリがダウンロードしてあるか確認され、生年月日やパスポート番号などをアプリに記入します。ここで記入ミスがないことをしっかり確認することをお勧めします。
私はここで自分の誕生日を入力ミスしてしまったため、帰国後数日経った後もアプリに連絡が来ず、ヘルプセンターに連絡するハメになりました。とても親切に対応してくれ、とくに問題なく情報を直してもらえました。
5:15pm

待合室に案内され、PCRの結果を待ちます。テストで陰性だった人々の番号を、スタッフの人が一つずつ読み上げていくアナログなスタイルでした。「イカゲーム」を彷彿とさせる場面でした。待ち時間は20分程度で、その間スマホを使えます。
5:40pm
顔認証の機械を使ってパスポートをスキャンし、顔写真を撮ったら、いざ入国です。
入国後は預けていた荷物を受け取り、検疫を通れば終了です。
飛行機を降りてからかかった時間は、1時間半ほどでした。
公共交通機関の使用は禁止なため、空港を出てからは歩いてホテルに向かいました。一時帰国前に参考にさせていただいた、Yoko Design KitchenのYokoさんのブログによると、6月24日の時点では飛行機を降りてからのプロセスに2時間以上もかかったようなので、もしかすると効率化されているのかもしれません。
また、ボストンで産後ケアをされているIkuyoさんのブログも、お子様連れの方にはとても参考になるのではと思います。
自主隔離生活中のチェック
通常、入国した翌日からMYSOSというアプリに通知やビデオ電話が来ます。
私の場合は2、3日経っても音沙汰なかったため、アプリに登録した情報を改めて確認したところ、生年月日に誤りがありました。
ヘルプセンター(03-6757-1038)に電話すると、すぐに情報を訂正してくれました。
翌日から、MYSOSに通知が来るようになりました。
通知にはいくつか種類があります

- 位置情報確認…MYSOSに通知が来たら、”I’m here”と書かれたアイコンを押します。
- “You will be receiving a video call shortly…”というメッセージが来たら、少し経ってからビデオ電話がかかってきます。私は隔離生活4日間のうち2回ほどこの通知が来たのですが、他の作業をしていてどちらもミスしてしまいました。しかし、またかかってくるので特に問題は無いようです。4日目にして初めてビデオ電話を取ることに成功しました。
- 通知は特にありませんが、”Report Your Health Condition”と書かれたアイコンを押し、熱やコロナの症状がないかなど、健康状態に関する情報を記入します。
その他、知っておくと便利かもしれないこと:
- 私自身日本の携帯電話番号を持っていないため、アメリカの番号を使いました。書類などに記載する際は、「+1」の後にアメリカで使用している番号を書けば大丈夫です。
- CDCが発行したワクチン摂取証明書を紛失してしまったものの、コピーがあれば大丈夫とのことでした。
- 私が日本に入国した時点では、ワクチン摂取済みの人は、自主隔離10日目にPCRを受け、ここで陰性が確認できれば隔離期間が14日から10日に短縮されるとのことでした。
隔離生活の過ごし方や楽しみなども、追々ブログ記事に載せられればと思います。