英語力ゼロから、ウォルト・ディズニーも通った世界ランキング上位の美大に進学!大竹紗央ちゃんのインタビュー 

現在School of the Art Institute of Chicago (SAIC) に在学中の大竹紗央ちゃんに、弊社のAyaがインタビューしました!紗央ちゃんはAyaの教え子で、アメリカに来て丁度3年が経ちます。英語力ゼロの状態から、アメリカの4年制の大学に受かるまでのお話を聞いてみました!

紗央ちゃん、今日はお時間ありがとう!まずは自己紹介からよろしくお願いします。
大竹紗央です。今度の2月で二十歳になる、アメリカの美術大学のフレッシュマンです。まだ大学一年生ということもあり色々模索中ですが、専攻を決めなくて良いという校風を大いに活用し、様々なアートの分野を勉強しています。
高校1年生の夏に、美術大学に行きたいと決心しました。高校2年生の時に父親のアメリカ赴任が決まり、チャンスだと思いました。反対されていたけれど、アメリカでアートを学ぶということは日本とは全く違うんだっていうことを家族にすごくアピールして、アメリカに連れてきてもらいました。

紗央ちゃんは、2017年の1月、今から丁度3年前にアメリカに来たんだよね。ちょうど高校2年生の時だったね。当時の英語力はどんな感じだった?
高校2年生レベルの英語の読み書きは理解していました。アメリカに来てからネックだったのが、喋ることでした。英語のスピーキングは、本当にスキルがゼロでした。日本にいた頃は結構しゃべれると思っていたのに、現実は甘くなかった。アメリカに来てから、びっくりしました。全然コミュニケーションが取れないし、先生や友達が何について話しているのかもわからなかった。当時は、話をしている人たちの表情を読み取りながら、「なんとなくこんなこと言っているのだろうな」と憶測しながら毎日を過ごしており、結構なストレスを感じていました。


アメリカに来てから、いつもパワフルに頑張っていたけれど、そんな紗央ちゃんでも落ち込んだり挫折をしたりすることはあった?
ありました。誰にも言えなかったんですけど、アメリカに来てから壁にぶち当たりました。来た当初は英語力がほとんどゼロに近かったので、喋ることに関しても、書くことに関しても相当落ち込みましたね。現実に直面した時のショックは酷かったです。
アメリカに来てからというもの、週に一回の日本語の補習校が息抜きになっていたんですね。平日は毎日アメリカの高校に通って、土曜日はやっと日本語で勉強できて、友達とも話せる。オアシスみたいなものだから、それを楽しみに過ごしていたんですよ。そんな時に、補習校で英語のクラスを取ってみたんですね。そうしたら、何年もこっちに住んでいる子ばかりだから、みんなすごくよくできるんですよ。できない自分を再確認して、英語ができる子たちをみるとプレッシャーになっちゃって。劣等感でかなり落ち込みました。
そんな絶望を味わっている時に、母がインターネット検索でAyaさんのことを見つけてきてくれて、「ちょっと一回スカイプで話をして、いろんなことを聞いてみたら?」って言ってくれたんですよ。当時苦戦していたGender Studiesの課題ヘルプから始まって、サマープログラムのこともいろいろ助けてもらって。そこから、いろんなことが変わり始めました。


当時はたくさん悩んでいたんだね。英語力ゼロの状態でアメリカの高校に通い始めてから、どんな風にアートに取り組んだの?
アメリカの大学と日本の大学って、受験のシステムが全然違うじゃないですか。日本だとテストや学校の成績しか受験の際に見られないけれど、アメリカはクラブ活動やボランティア、サマースクールなどの課外活動も重視される。
とにかく、来た当初は何も知らなかったので、高校のアートクラブに入ってみました。アートクラブには美術大学を志望している学生達が多く、そこで友達になったルーシーという子がすごく構ってくれて。「アメリカの美術大学に行くには、どうしたらいいの?」って聞いたら、「まずは自分の作品をまとめたポートフォリオをつくらなきゃいけない」って教えてくれたんですね。でも、ポートフォリオが何なのかもわからなかったです。いろいろ調べていくうちに、自分の作品をまとめた作品集のようなものだということがわかりました。

丁度その頃、アートクラブの先生に、近所の大学で美術大学進学志望者向けのカンファレンスがあることを教えてもらいました。急いで自分の作品をまとめて、カンファレンスに出席しました。そこで初めて、美術大学の先生と接触したんです。先生が、自分のポートフォリオの作品に対していろいろアドバイスをくれたり、評価をしてくれたりするんですね。それで、どういう風に修正したらより作品が良くなるかとか、そういうことを教えてくれるんですよ。そこで初めて、School of the Art Institute of Chicago (SAIC)の先生に会ったんです。そして、「2Dの作品だけでなく、いろんな素材やメディアに触れてみると良いよ」ってアドバイスをもらったんです。でも、高校の美術のクラスでは、できることも限られているんですね。なので、SAICのサマーキャンプに応募しました。応募したら、受かった上に、奨学金ももらえたんです。サマーキャンプ4週間のうちに、ストップモーション映像作品とか、パフォーマンスアートとか、いろいろ新しい手法に触れました。サマーキャンプに参加したことによって、SAICの教授達とも必然とコネクションができました。


かなりアクティブにいろいろなことに挑戦していたよね。確かSAIC意外にも別の美術大学に受かっていたと思うんだけど、SAICを選んだのはどうして?
サマーキャンプに参加した時に、SAICが持っているコネクションだったり、シカゴというロケーションだったり、自分がやりたいことをするのに最適な学校だと思いました。
大学に通い始めて、やっぱりこの学校は自分に合っていると確信しました。一つの専攻を決めるのではなくて、たくさんのことに触れさせてくれて、きちんと色々な表現技法を学んだ上でどの方向に進むかを選べる点が、私にはとても合っています。


高校生の頃は、2次元のアートにフォーカスしていたよね。大学に入るともっとたくさんのリソースがあると思うんだけど、その点は何か変わった?
高校の時は、二次元の世界ばかり描いてたんですけど、大学に入ってから広いスペースを使えるようになって。そうすると、空間を使ったインスタレーションアート(installation art)にチャレンジしてみたくなったんです。

SAICには、リソースもたくさん。3Dプリンターだったり、ライトひとつを取ってもカメラマンが使うような機材を使うことができたり、すごく充実してるんですよ。あと、一番大きいのが、大学がシカゴ美術館の附属であるから、シカゴ美術館を廊下のように歩けること。日々の勉強にとても役立っています。

SAICに入って、よかったと思う点が他にもあれば、おしえて!
自分の大学のいいところっていうのが、本当に生徒に勉強させるところですね。真剣に取り組まないと卒業できないし、アメリカの大学はお金もかかるし。
学生である私たちも、自分の学校のサイトを通して両親が払ってくれている学費を見ることができるんですね。つまり、学校に通って、普通に生活するといくらかかるっていうのがはっきり見えるんですよ。そうすると、サボるのは良くないと思い始めるんですね。これだけの額を両親に払ってもらっているのだから、自分がサボるのは両親が働いたお金をドブに捨てるのと同じ。それがモチベーションになって、日々出来る限りのことを学ぼうと努力しています。
今年の4月からは、晴れて返済不要の奨学金を貰えることになりました。そうすると、それも自分のモチベーションにつながっていて、「自分を認めてくれた人、お金を出してくれる財団を裏切らないように頑張らなきゃ!」と身が引き締まります。


充実した日々をすごしているみたいだね。紗央ちゃんが行きたい大学に受かって、本当に良かった!きっと、この世界には3年前の紗央ちゃんみたいに、アメリカの大学に進学したいけれど勇気がなくて足踏みしている中高生がたくさんいると思うんだよね。そんな彼らに向けて、メッセージをお願いします!
伝えたいメッセージが、二つあります。一つ目は、人に頼ることは、恥ずかしいことじゃないんだよって伝えたいです。
アメリカに来た当初の私は、本当に人に頼るのが苦手でした。両親もアメリカの進学の情報がわからなかったし、他に頼る人もいなかった。日本人の性質なのか、わからないことを聞いたり、誰かを頼りにしたりするのは恥だと思っていたんですね。
でも、Ayaさんと出会ってから、いままで人に聞けなかったことや進学についての相談ができるようになりました。それから、スクールカウンセラーにメールを書いたり、質問を聞きに行ったりしたじゃないですか。そういうのを積極的に始めたっていうのも、Ayaさんとスカイプレッスンを始めてから変わったことの一つです。
誰かと仲良くなると、その人がどんな人生を歩んできたかとか、そういうのもわかるじゃないですか。Ayaさんが返済不要のfull ride scholarshipをもらったこととかを聞いて、「学費を出すのにもいろんな方法があるんだな」と思いました。
二つ目は、渡辺和子さんの、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉。
自分の置かれた状況と、持っているものを最大限に利用することの大切さを、アメリカに来てから学びました。
難しい状況下で、希望ややる気を失ってしまうことって、誰にでもありますよね。私も、高校時代、英語がわからなくて大変だったことが沢山ありました。思うように絵が描けなかったことも何度かありました。そんな時には、次に咲く花が、より大きく美しいものになるように根を張るための、準備期間だと考えることにしていました。
もしも、中高生の皆さんの中に、今の状況に満足していなかったり、こんなはずではなかったと思っている人がいるのであれば、どのような状況下でも咲く努力をして欲しいです!


紗央ちゃん、今日は貴重なお時間をありがとう!残りの冬休み、楽しく過ごしてね。


作品の名前と制作年1. Nightmare 20172. Marco 20193. No title: Death 20194. No title: The Torii Gates 20195. Frutimaker 2019


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